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マッチ箱の脳(AI)―使える人工知能のお話

今から20年ちょっと前に学生時代をおくっていたのですが、ちょうどその頃、ファジィとかニューラルネットワークとか遺伝的アルゴリズムという言葉をよく聞いていたような気がします。大学の講義でも習った記憶があるのですが、習ったという記憶があるだけで中身については、残念ながらあまり覚えていません。本書を読んでみて、ホップフィールドって、なんかあったなぁとか当時を懐かしみながら読みすすめました。
カオスという単語も聞いたことはあり、「なんとかが羽ばたけば…」という台詞しか頭には浮かばないのですが、面白い現象ですね。
「カオスの過敏症」という項目で、y=4x(1-x)という式を使って、xの初期値を0.3にした場合と0.3000000001でした場合、100ステップ後の結果には9倍弱もの開きがあるという話があります。たった、初期値の1億分の1の違いが、これほどの結果の違いを生み出すというのはほんと不思議な話だなぁと思います。「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる*1」という例えも、納得できるような気がします。

chaos.rb

# -*- coding: utf-8 -*-
def chaos x
  100.times {
    y = 4*x*(1-x)
    x = y
  }
  x
end

puts chaos 0.3
puts chaos 0.3000000001

実行結果

$ ruby chaos.rb
0.6738990882338062
0.07683172069129217

マッチ箱の脳(AI)―使える人工知能のお話

マッチ箱の脳(AI)―使える人工知能のお話