Mae向きなブログ

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プログラミングの基礎

本書の存在は、

が書かれたときから知ってはいたのですが、オブジェクト指向プログラミングも習熟しているとは言えないときに関数プログラミングに手を出すのは、まさに二兎を追う者は一兎をも得ずではないかということで、読むのを躊躇していました。

最近、ふとしたきっかけで本書のタイトルを見かけ、今回は購入し読み始めたのですが、読み始めてみるとすぐに多くの方が書かれているような良書だと感じました。

「思い立っとときが学ぶとき」とは言いますが、なんでもっと若いときに読まなかったんだろうと思わずにはいられません。

  • デザインレシピの考え方
  • テスト重要
  • 再帰構造の面白さ
  • OCamlを使うと木構造やQuickSortなどが簡潔に記述できる

ことなど大変参考になりました。

また、本書は技術を身につけたいと思う立場として有用だったのはもちろんですが、教員という立場からも大変参考になりました。著者の浅井健一先生は、お茶の水女子大学理学部情報科学科の2年生に対して本書で講義をされているようですが、反転授業という手法を用いて講義を展開されておられます。学生が講義を受ける前に、ビデオ、予習クイズなどを通して効率よく予習ができるように工夫されていることに大変、感銘を受けました。

プログラミングの基礎 (Computer Science Library)

プログラミングの基礎 (Computer Science Library)