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人工知能は人間を超えるか

最近、職業柄「アクティブラーニング」という言葉をよく聞いていましたが、それと同じくらい「ディープラーニング」という言葉もよく耳にします。ディープラーニングとは人工知能分野の用語らしいのですが、本書は

  • ディープラーニングとは何なのか?
  • なぜ注目を集めているのか?

ということについて素人にもとてもわかりやすくまとめてくれている良書だと思います。

人工知能は、これまで「ブーム」と「冬の時代」を繰り返してきており、第1次AIブームは1950年代、第2次ブームは1980年代そして現在は3回目のブームに差しかかっているそうです。自分が学生時代は、ちょうど第2次ブームが終わりに近づきつつある時代ですが、当時、「ニューラルネットワーク」とか「誤差逆伝搬(Back Propagation)」などという言葉をよく聞いたものだと懐かしい気持ちになりました。

自分は人工知能について詳しいわけではありません。第1次と第2次ブームについてはなんとなくこんなものだろうとおおまかに理解しているつもりでしたが、最近のブームの位置付けについてはよくわからないままでした。わからない根源は「ディープラーニング」が何なのかということですが、人工知能にとって「特徴表現をどう獲得するか」という最大の難関を超えていく手法の一つがディープラーニングなんですね。第2次ブームまでは、人間が特徴表現を見つけてあげる必要があったことを考えると、革新的な発明・発見に匹敵する大発明であるということもうなずけます。本書をきっかけにディープラーニングについてもっと調べてみたいと思いました。