Mae向きなブログ

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数学ガールの秘密ノート/行列が描くもの

「代数・幾何」という数学の科目がある時代に高校生活をおくっていたので、行列については習った世代*1なのですが、現在は、高校で行列を扱わなくなったようですね。数学の専門家ではないので、行列を習う・習わない、どちらが良いのかなどは全く分からないのですが、本書を読むことで行列に触れ、そしてその行列が他の分野とも繋がりを持っているということを体験することはとても有意義なことだと思います。

数学ガールの秘密ノート」と「数学ガール」の両シリーズは、学校で習っていなくても、自分のペースで読み進めることで楽しみながら数学の世界を旅することができますね。

本書を読み終える頃には、高校の数学の授業では習っていないけど、いろんな分野との関わりが見えて、読んで良かったなと思えるのではないでしょうか。

フィボナッチ数列のように行列とは全く関係なさそうに見えるものが、以下のように行列を使って表現できるのは不思議ですがなんとも言えないような面白さを感じますね。

関係なさそうと言えば、『数学ガール/乱択アルゴリズム (数学ガールシリーズ 4)』の第7章以降にも行列が登場します。遠い昔の高校時代、単に問題を解くだけで精一杯で、固有値固有ベクトルなども深く知ろうともしなかったのですが、読み進めながら感動したことをふと思い出しました。もう一度読んでみたいですね。

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*1:身についたかどうかは別