館シリーズ、4作目。これまでとは雰囲気が違う作品でした。どちらが好みかと言えば1〜3作目です。
群論への第一歩 集合、写像から準同型定理まで
本書に出会わなければ、群論を学ばない人生を送っていたと思います。それはそれで、あまり困ることもなかったと思うのですが、やはりいくつになっても新たな学びがあるというのは楽しい経験ですね。
群論の定義から広がる世界の中で、証明を一つ一つ丁寧に読み進め、ふと振り返ってみると、自分の後方に土台みたいなものが積み上がっていく感覚は心地よいものでした。
しかし、そうは言っても「群論」です。何度も何度も読み返すのですが、最終章で跳ね返されることが多く、難しいなというのも正直な感想です。 分からないから、これで終わりということではなくて、これからも粘り強く向き合いたいですね。苦労もなく、簡単に身につくようなものでないから、学びがいがあるというふうに考えようと思います。
本書のおかげで、群論へのスタート地点に立って、第一歩を踏み出そうとしている自分ではあると思います。この点がいつの日かある点と線で結ばれることを楽しみに前へ進んでいきたいですね。
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
昼食後の昼休み時間にコツコツと読み進めた本。 偶然にも第17章で紹介されている「小さな一歩を積み重ねる」を地で行くことになりました。多くの学びがありましたが、まずは、「ポジティブ・チケット(善行切符)」から実践してみたい。