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この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう―池上彰教授の東工大講義 世界篇

不惑を過ぎているにも関わらず,いろいろな社会問題に対して知識を持ち合わせていないので,自分の意見も言えないことに恥ずかしさを感じていました。
本書は,以下の点について分かりやすくまとめられており,自分の意見を持つ準備をさせてくれた本だと思います。

  1. 実は原爆を開発していた日本
  2. 世界地図から見える領土の本音
  3. 日本国憲法は改正すべきか?
  4. 紙切れを「お金」に変える力とは
  5. 悪い会社、優れた経営者の見分け方
  6. 経済学は人を幸せにできるか
  7. リーマン・ショックとは何だったのか?
  8. 君は年金に入るべきか
  9. 視聴者が変える21世紀のテレビ
  10. オウム真理教に理系大学生がはまったわけ
  11. アラブの春」は本当に来たのか?
  12. 大統領選でわかる合衆国の成り立ち
  13. なぜ「反日」運動が起きるのか
  14. 金王朝”独裁三代目はどこへ行く
  15. 君が日本の技術者ならサムスンに移籍しますか?

たくさんのことが印象に残ったのですが,3点だけメモしておきます。

  • (Lecture 2)中国の地図では,北方領土は日本,ロシア,どちらの色に塗られているのか?
  • (Lecture 5)本当に優れた経営者とは,社員たちが,「うちの会社が発展したのは,我々社員が頑張ったからです」と,自分たちに自信を持てる会社を実現した人々です。
  • (Lecture 6)あなたたちは,この授業に出席することで,他の利益(機会費用)を捨てているのです。そう考えると,せっかく出席したのですから,有意義に時間を過ごしましょう。