不惑を過ぎているにも関わらず,いろいろな社会問題に対して知識を持ち合わせていないので,自分の意見も言えないことに恥ずかしさを感じていました。
本書は,以下の点について分かりやすくまとめられており,自分の意見を持つ準備をさせてくれた本だと思います。
- 実は原爆を開発していた日本
- 世界地図から見える領土の本音
- 日本国憲法は改正すべきか?
- 紙切れを「お金」に変える力とは
- 悪い会社、優れた経営者の見分け方
- 経済学は人を幸せにできるか
- リーマン・ショックとは何だったのか?
- 君は年金に入るべきか
- 視聴者が変える21世紀のテレビ
- オウム真理教に理系大学生がはまったわけ
- 「アラブの春」は本当に来たのか?
- 大統領選でわかる合衆国の成り立ち
- なぜ「反日」運動が起きるのか
- “金王朝”独裁三代目はどこへ行く
- 君が日本の技術者ならサムスンに移籍しますか?
たくさんのことが印象に残ったのですが,3点だけメモしておきます。
- (Lecture 2)中国の地図では,北方領土は日本,ロシア,どちらの色に塗られているのか?
- (Lecture 5)本当に優れた経営者とは,社員たちが,「うちの会社が発展したのは,我々社員が頑張ったからです」と,自分たちに自信を持てる会社を実現した人々です。
- (Lecture 6)あなたたちは,この授業に出席することで,他の利益(機会費用)を捨てているのです。そう考えると,せっかく出席したのですから,有意義に時間を過ごしましょう。
この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう―池上彰教授の東工大講義 世界篇
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/11
- メディア: 単行本
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