印象に残っている言葉は「理不尽」と「レジリエンス」。
「レジリエンスというのは、つらい出来事があったときでも、しなやかに適応して生き延びのびる力のことだ。たとえば、神戸や東北の震災で家族も家も失くした人が大勢いた。落ち込んで立ち直ることができなかった人がいる一方で、希望を失わず気丈に立ち直り、前向きに生きている人もいる。その強さがレジリエンスだ」
本書は、平尾さんと交流のあった方々が平尾さんについて書かれていますが、特に印象に残ったのは伏見工業高校ラグビー部監督の山口良治先生が書かれた「平尾がわたしを奮い立たせた」でしょうか。この章を読むだけでも価値があるのではと思います。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/05/23
- メディア: Kindle版
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