今振り返ってみると、高校時代の学習は大学受験のためという意識しかなくて、深く理解して面白いとか、学んだ知識が体系化されているなという感覚はあまり味わえなかったなぁと思います(自分の場合は)。特にどの教科も最後に学んだ単元は、理解が浅くて、例えば数学の確率・統計、日本史だと明治維新以降、そして物理だとこの分野でしょうか。
しかし不思議なもので年を重ねてくると、こういったいい加減な姿勢で学習した分野に対して、ちゃんと学び直してみたいと思えてくるんですね。
本書は、ページを開いて左右に1テーマ、豊富な図と分かりやすい(簡単に噛み砕いた)説明で、この分野の基礎を学習するにはとてもいい入門書だなと思います。もし本書に高校時代か大学1年生あたりに出会っていれば、大学時代の学びがより深くなったような気がします。
次は「シュレーディンガー方程式」とかをもう少し深く学んでみたいなと思います。