高校時代、物理といったら受験勉強のためにやっていたという感覚で、しかもこの分野は大学入試の直前に駆け足で通り過ぎたという印象しかありません。だからなのか、大学入試ではあんまり重要な分野じゃないのではと思っていたので、まさかこの歳になって興味関心を持つとは思ってもみないことでした。
授業で無線を扱うことになり、そこからだんだんこの分野について知りたいと思って入門書を読み始めたのですが、読み進めながら、ふと高校までの教科を勉強する目的は、本当に自分が知りたいとか足を踏み入れてみたいと思った領域が出てきたときに、躊躇なく一歩を踏み出すためにあるのではないかと思うようになってきました。
何のために学ぶのかと思い悩むよりも、将来、自分が知りたいとかやりたいと思ったことができるようにという気持ちで高校までの勉強に取り組んでみるといいのかもしれませんね。
マンガ量子論入門―だれでもわかる現代物理 (ブルーバックス)
- 作者:ヨセフ・マッケヴォイ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/07/19
- メディア: 新書