著者の本を読むのは、
に続いて3冊目です。どの本も結構なボリュームがあるのですが、読者を最後まで引き付けて離さない、そんな魅力に満ちた本だと思います*1。
誰もが小学校時代に学んだ余りがでる割り算の裏に、これほどの奥行きがあるとはなんとも不思議なことです。
「第9夜 素数はめぐる」のエピローグ:公開された暗号をやってみました。
prime_night_song.rb
実行
(1) 2つの大きな素数 p = 10000000019, q = 700000000009 (2) 公開鍵 n = 7000000013390000000171, r = 5 (3) 平文 Go/No-Go (4) 平文をコード化 7111147781114571111 (5) 暗号された値 2573486531281732474725 (6) 秘密鍵 n = 7000000013390000000171, s = 1400000002536000000029 (7) 解読された値 7111147781114571111
実は、最初はsの値をp.330に掲載されている値を用いていたのですが、解読された値が上記の(4)と一致せず悩みました。sを実際に求めてみると本の値と微妙に違ってました…。誤植を見つけることも暗号解読の醍醐味ですね。
参考
- 作者:吉田 武
- 発売日: 2012/06/01
- メディア: 単行本
*1:まだ本編しか読み終えてません。付録も楽しみです。