第4章の2節に「好みの音を創るグラフィック・イコライザ」という面白い題材がありました。
最近はあまり見かけなくなったような気がしますが、昔のカー・オーディオといえば、グラフィック・イコライザのイルミネーションが華やかだったような気がします。
本問は、CDに録音された音楽データがあり、グラフィック・イコライザで処理して低音を効かせるようにし、シャカシャカという耳障りな高音を少し弱めたいという問題でした。
著者より、
計算結果を示しておくので、必ず検証してもらいたい。学ぶには、面倒くさがらずに手を動かすことが大切なのですよ、ほんと。
とありましたので、プログラムを作って試してみました。
blue_backs_ft_p178.rb
実行結果
検証したところ、本の結果と同じになりました。
$ ruby blue_backs_ft_p178.rb ---周波数成分--- -2.0+6.661338147750939e-16i 8.152715845518173e-16+3.0i -2.0+2.220446049250313e-16i 1.0+0.0i -2.0-2.220446049250313e-16i 8.152715845518173e-16-3.0i -2.0-6.661338147750939e-16i 4.0+2.5105259382520737e-15i ---利得調整後の周波数成分--- -1.0+3.3306690738754696e-16i 1.2229073768277259e-15+4.5i -4.0+4.440892098500626e-16i 0.0+0.0i -4.0-4.440892098500626e-16i 1.2229073768277259e-15-4.5i -1.0-3.3306690738754696e-16i 0.0+0.0i ---好みの音の信号--- -9.999999999999998-3.3306690738754696e-16i 4.757359312880716+2.220446049250313e-16i -1.2440527094125381e-15+0.0i -4.757359312880714-1.1102230246251565e-16i 10.0-3.4327132356658975e-17i 13.242640687119287-2.220446049250313e-16i 1.006081038861576e-15+0.0i -13.242640687119286+2.220446049250313e-16i