著者の本を立て続けに読んでいます。本書で5冊目となりました。神様当番があるなんてちょっと風変わりな作品ですが、毎日、同じバス停で乗り合わせる5人の物語がとても面白いですね。
「一番 水原咲良(OL)」の以下のセリフが特に印象に残っています。
「大げさかもしれないけど、人生って、単に楽しいからやるって、それが一番の決め手だよ。意味があるとか、お金になるとかはその次でさ。自分自身に何かの取柄や才能があるかどうかもあんまり関係なくて、この世界を面白がれる力の方がうんと大事だと思う。そんなふうに過ごしているうち、本当にやりたいことがわかってくるんじゃないかな」