『一夜―隠蔽捜査10―』読了。
読んでいる早い段階で、先が読めてしまったのですが、それは自分の推理力が優れているのではなく、これはこれで作者の意図なんだなと思えるところもあり、楽しめる作品でした。
その恵まれた環境を、努力次第で享受できるのだ。スポーツや芸術の世界ではそうはいかない。どんなに努力してもプロスポーツの世界で活躍できる人は限られている。音楽や美術の世界でもそうだ。体格や才能といった努力では補えない要素がものをいう世界だ。
だが、大学受験はある程度平等だ。誰でも努力すれば合格することは可能なのだ。
強くなければ謙虚にはなれない。
知る権利というのはやっかいなものだ。それ自体は大切なものだが、権利を笠に着るマスコミにうんざりする。
みんなが余計にな気を使ってしまう。捜査に集中するためには現場には偉い人などいない方がいい。
「まあ待ちなさい。今言ったのはあくまでも一般論だ。小説を書くにしても、映画を撮るにしても学歴なんぞ関係ない。大学なんていかなくても立派に小説家になった者はたくさんいる。映画業界でもそうだろう。だがね、小説家の多くは大学を出ている。これも事実だ」
「日本の大学の授業は、実践的でないので、時間の無駄のように思えるのです」
「時間を無駄にできることがどれだけ幸せか、プロになれば痛感するよ」
