Mae向きなブログ

Mae向きな日記のブログ版。ようやくこちらに移行してきました。

ケーキの切れない非行少年たち

最近、話題になっているので手に取った本です。本書を読むと、特に小学校低学年までの教育が大切なことのように思えます。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち』では、実は教科書が読めていなかった生徒が結構な数存在することが明らかになりました。また、つい先日は、2018年に実施されたPISAの結果が発表され、日本の読解力の低下が問題となったばかりです。 ますます、小学校教育の果たす役割が重要になってくるのではと思うのですが、一方で、

  • 小学校の教員採用試験の倍率の低下

という問題もあるようです。

AIに負けない子どもを育てる』で紹介されているオセロを使った授業事例などはとても興味深く、このような授業を展開し、子どもの読解力を育むことは小学校の先生のやりがいなのではないでしょうか。ぜひ、小学校の先生になりたいという若者が増えて欲しいものだと思います。

ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

  • 作者:宮口幸治
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/07/26
  • メディア: Kindle

「電波と光」のことが一冊でまるごとわかる

学生時代、必修科目であった「電磁気学」にとても苦労したので、磁界とか電解とか、電波という用語を聞くだけで条件反射的に拒絶反応が出てしまうのですが、そうも言っていられない状況になったので、基礎から学び直すつもりで読んでみました。

読んでみると、こんな面白そうなことに対してなんで拒絶反応を示してきたんだろう、もったいなかったなという気になってきました。教科書だけで勉強しようとせず、壁にぶつかったら参考図書を読むことで興味関心の道が開けたりするんですね。マクスウェルの方程式とも仲良くなれそうです。


 \begin{array}{l}
  \displaystyle \mathrm{div}\ \boldsymbol{E} = \frac{\rho}{\epsilon} \\
  \displaystyle \mathrm{div}\ \boldsymbol{D} = 0 \\
  \displaystyle \mathrm{rot}\ \boldsymbol{E} = -\mu\frac{\partial \boldsymbol{H}}{\partial t} \\
  \displaystyle \mathrm{rot}\ \boldsymbol{H} = \boldsymbol{i} + \epsilon\frac{\partial \boldsymbol{E}}{\partial t}\\
 \end{array}

「電波と光」のことが一冊でまるごとわかる

「電波と光」のことが一冊でまるごとわかる

数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話

本書は『数学ガールの秘密ノート』シリーズの12冊目にあたると思うのですが、今までの「微分」とか「積分」とか数学のある分野を優しく丁寧に学べる本というイメージとは、少し毛色が変わってますね。

人は成長すると、算数や数学を学び始めた頃、自分が分からなかった頃の気持ちをつい忘れてしまいがちになりますが、本書から登場するノナちゃんとの対話を通して、教え方や学び方を考えるきっかけになるのではと思います。そいう意味では、人に教える立場にある方が読者としてはふさわしいのではと感じました。

エピローグでは、リサージュ図形や花の模様が出てきます。以下は、


\left\{ \begin{array}{l}
x = \cos 4\theta \cos \theta \\
y = \cos 4\theta \sin \theta
\end{array} \right.

を、macOSに標準でついているGrapherを使ってアニメーションにしたものです。ツールバーの中の「例」=>「Variable Parameter」を選択し、左側のf(t)を変更することでできますね。いろいろと試してみると、今まで以上に三角関数に親しみがもてるかもしれません。

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『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』エピローグより

ある男

一冊の小説の中に、多くのテーマが盛り込まれていて、いろいろと考えさせられる本でした。『マチネの終わりに』も読了後、すぐに読み返したいと思った本でしたが、『ある男』も同様、何度も読み返してみたい本だと思います。逆に言えば、1度では味わいきれない位、奥深い本なんでしょうね。

ある男

ある男

マチネの終わりに

ちょうど良いタイミングで、本小説が映画化されていますが、それがきっかけで本書を読もうと思い立ったのではなく、先週の土曜日、ふとしたことがきっかけで著者の講演会に参加し、「分人」という考え方にとても共感したのがきっかけです。講演会後、著者が書かれた本が無性に読みたくなって手に取った本でした。

講演会に参加したという行動のおかげで、本書を読むに至ったことにとても感謝しています。なんとも言えない読後感に浸っていますが、また今すぐにでも読み返したいと思えるほどの本でした。

マチネの終わりに(文庫版) (コルク)

マチネの終わりに(文庫版) (コルク)

AIに負けない子どもを育てる

教科書が読めなくなる原因として、読解力を必要としない資格に挑戦させていることも原因ではと感じました。

今、取り組んでいるのは、過去問演習を繰り返しさえすれば、暗記した知識だけで問題文中のキーワードから、4つの選択肢のうち正解を導けるというもの。

これに取り組むことで、何の力がつくのか本当に疑問でしかないのですが、例年やっているからという理由で続けていては、第9章で「公立学校の復権が地方創生のカギ」と言われていますが、その目標は遠のくばかりだと危惧しています。

本書からたくさんのことを学ぶことができたと思いますが、それ以上に著者の固定観念に縛られず、データに基づき新しい仕組みを構築していこうとする姿勢や行動力をしっかりと見習って行きたいと思います。

関連

令和元年度秋期応用情報午後問3

令和元年度秋期 応用情報技術者試験(AP)の午後問題3は、

に関する問題でした。

ニューラルネットワークという言葉を初めて知ったのが、30年近く前の学生時代。閾値とかシナプスとか、脳の仕組みをコンピュータで模倣しているというところにとても興味をそそられたのを昨日のことのように覚えています。

f:id:rahaema:20191110153352p:plain

プログラム例(r01a_ap_pm3_simple_perceptron.rb)

単純パーセプトロンを用いた論理演算

実行結果

$ ruby r01a_ap_pm3_simple_perceptron.rb
[0, 0, 0, 1]
[0, 1, 1, 1]
[1, 1, 1, 0]

プログラム例(r01a_ap_pm3_three_layer_perceptron.rb)

3層パーセプトロンを用いた論理演算

実行結果

$ ruby r01a_ap_pm3_three_layer_perceptron.rb
[0, 1, 1, 0]

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