Mae向きなブログ

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天の梯―みをつくし料理帖

みをつくし料理帖」シリーズ、最終巻です。

全10巻、読了しました。最初、紹介されて読み始めたものの料理の本でもあり、試しに第1巻を読んでみようと気軽に読み始めたのですが、まんまとはまってしまいました。

主人公の澪がこれでもかという苦境に立たされますが、決して諦めることなく困難を克服していく様は読んでいて頼もしく、勇気をもらえますね。ここまでのシリーズものを読んだのは、『竜馬がゆく』以来のような気がしますが、本シリーズも間違いなく自信を持ってお薦めできるものとなりました。

「なあ、お澪坊、ご神仏ってなぁ、時にとんでもなく酷いことを、情け容赦なくなさるもんだ。慈悲も何もあったもんじゃねぇ、って仕打ちを。けれど、それに耐えて生きていれば、必ず何処かに救いを用意していてもくださる。俺ぁ、この齢になって、それが身に沁みるのさ」