Mae向きなブログ

Mae向きな情報発信を続けていきたいと思います。

苦しかったときの話をしようか

ビジネスの最前線で生きてきた実務者としての著者ならではの視点で、子供の成功を願う父親の執念で書き始めた本。 著者のような生き方はとても自分にはできなかったと思うのですが、今から社会に巣立つ若い人にはぜひ読んでもらいたいなと思います。

時が経っても本書のことを思い出せるキーワードをメモしておきたい。

  • 「軸」
  • Self Awareness(自分のことを知っている度合い)
  • スキル(職能)
  • 不正解以外は全部正解。不正解とは、決定的に向いてない仕事に就いてしまうこと
  • 人間は、自分が知っている世界の外を認識することができない。パースペクティブ(本人が認識できる世界)の差
  • 年収を決める3つの大きなドライバー(職能の価値、業界の構造、成功度合いによる違い)
  • T(Thinking)の人、C(Communication)の人、L(Leadership)の人
  • 面接について
    • 誰に伝えるのか(Who)→何を伝えるのか(What)→どう伝えるのか(How)
    • What(つまり内容)さえしっかりしていれば、それをただ自分の言葉で一生懸命に伝えるだけで良い。
  • 大切なことは自分の強みで戦うしかないことと、自分の強みを知っておくことの2つ

日本が生き残る道は、社会を活性化させる人材を輩出する構造を強化することだ。遠回りに見えて、実は教育に置くこの一石こそが日本再生の"重心"であると私は確信している。あらゆる分野で本物のプロフェッショナルをもっともっと多く輩出しなければならない。その中から新しい事業や産業を興す若者が現れる仕組みが必要だ。

フェイクフィクション

自分で選んだ本ばかり読書していると、幅が広がっていかないような気がして、最近は、紹介してもらった本を読むことしてしています。

この本は、職場の同僚から紹介された本ですが、紹介がないと、自分では手にとるようなことはなかったかもしれません。

著者の本を読むのも初めてでした。ちょっと怖いような物語でしたけれども、それも小説の楽しみなのかもしれません。

マインド・クァンチャ The Mind Quencher

ヴォイド・シェイパ The Void Shaper』シリーズ全巻読了。

久しぶりに推理小説以外の小説を読んだのですが、2週間くらいでシリーズ5冊を読了しました。ただ面白いだけではなく、読んでいる途中で気付きとか学びがあってハッとさせられる瞬間がたくさんありました。

S&Mシリーズも再読したのですが、このシリーズも時間をおいたら再読したくなるでしょうね。何度も楽しみたい本です。

フォグ・ハイダ The Fog Hider

ヴォイド・シェイパ The Void Shaper』シリーズ4作目読了。

「episode 4: Icy bound」のデンチ和尚とゼンとの問答は秀逸ですね。

「坊主の私が言うのも、だいぶ筋違いと思いますが、少しくらいの濁りは、あった方がよろしい。この世にあるものは、いかなるものも、必ず無駄なものが混ざっております。なにも溶けていない水はない。なんの匂いもしない風もありません。それでも、それを綺麗な水といい、澄んだ空という。おそらくは、正しい剣、正しい刀も、そのようなものと想像いたします」

スカル・ブレーカ The Shull Breaker

ヴォイド・シェイパ The Void Shaper』シリーズ三作目読了。

特に「episode 4: Shady side」は息を呑む展開でした。

次は『フォグ・ハイダ The Fog Hider』ですね。先を急ぎましょう。

ブラッド・スクーパ The Blood Scooper

ヴォイド・シェイパ The Void Shaper』シリーズ二作目読了。いい台詞が散りばめられていますね。完全に惹き込まれています。

「ええ、つまり、神様を信じるのも、竹の石を信じのも、それから、たぶん、剣を信じるのも、結局は、自分を信じることにつながっているのです。人間は、そういうふうに回り道をしなければ、自分を信じることができないのではないでしょうか」

ヴォイド・シェイパ The Void Shaper

著者の本を読むのは、『すべてがFになる』などS&Mシリーズ以来なのですが、こんなにも作風が違うのかと読み始めてすぐにびっくりさせられました。

森博嗣氏は工学博士であり、大学の先生ということもあって、S&Mシリーズは理系の知識が少しあることで、より物語を楽しめたのですが、『ヴォイド・シェイパ』シリーズにも少しだけそのような側面があるのかもしれません。1冊目を読み終えた今、タイトルのvoidにそんなことを感じます。

結城浩さんのメルマガで紹介されていたのをきっかけに読み始めたのですが、あっという間に惹き込まれますね。剣の道を通して人の道が学べそうなシリーズでしょうか。