山高きが故に貴からず。(やまたかきがゆえにたっとからず) 樹有るを以って貴しとす。(きあるをもってたっとしとす)
から始まる「実語教」。これは、
山は高いからといって価値があるわけではありません。 そこに樹があるからこそ価値が出てくるのです。
という意味だそうですが、恥ずかしい話、今の今まで「実語教」のことを全く知らずに生きてきました。昔の人は寺子屋でこれを学んでいたそうです。読んでみると、著者が「日本人千年の教科書」と言っているのにもうなずけます。ぜひ、小さなお子さんがいるご家庭では親子で声に出して何回も読んでほしい本だと思います。
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先日から学生時代を過ごした熊本の地で大きな地震が続いています。早く収束するのを願うことしかできませんが、今までの歴史をみても幾多の苦難を乗り越えてきた日本人ですから、今回もきっと乗り越えられるものと確信しています。
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 致知出版社
- 発売日: 2013/03/20
- メディア: 単行本
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