北見眼科医院に新人の視能訓練士として働く野宮恭一の成長を通して、働くことの意味、やりがい、職業観なんかを考えさせられる作品ですね。ぜひ、中高生に読んで欲しい作品だなと思います。
いいセリフもありますね。
『7.5グラムの奇跡』を読み始めたのですが、「無限の可能性がそこにあったとしても、なに一つ選べなければなにもないのと同じだ。船もただ大海に浮いているだけでは、漂流物となんの違いもない」というセリフは進路指導にすぐにでも活かせそうですね。
— ⓂⓐⓔⓗⓐⓡⓐⓂⓐⓢⓐⓗⓘⓓⓔ☀(2℃) (@maehrm) 2021年12月22日
「人の瞳ってね、一番暗い色をしているとき、光を多く集めるんだよ」
「美しい瞳はね。暗い世界の中で懸命に光を探そうとしたとき、現れるんだ。生きようって思う気持ちは、瞳にいつも現れている。鳥の瞳が美しいのは、未来を、次の一瞬を生きようと、目を見開いているからじゃないのかな」
「次の一瞬を生きよう。次の一瞬を見よう。辛い過去も、厳しい現実も、避けようもなくそこにあるのかも知れない。でもね、人の瞳は、生きているものの瞳は、未来を探し、次の瞬間を生きるための器官なんだ。君がいま、真っ暗だと感じているのは、光への瞬目だよ。その一瞬でしかないんだ」
第5話「光への瞬目」で出ていくるルリビタキはこのような(↓)鳥なんですね。