Mae向きなブログ

Mae向きな情報発信を続けていきたいと思います。

学び効率が最大化するインプット大全

本などを読むとき、全部分からないといけないと思ってしまいがちですが、学びを欲張らず、「3つの気付き」を得られれば十分と楽に構えると結構よさそうですね。「3+3」法、意識して生活してみようと思います。

3つの気付き

  • アウトプット前提でインプットを行う(AZ)
  • DIKW(data, infomation, knowledge, wisdom)
  • OODA(ウーダ:Observe 見る, Orient わかる, Decide 決める, Act 動く)ループ

3つのTO DO

  • 本を読んだら必ずアウトプット(深読)
  • メモを見直す
  • 美術鑑賞する

関連

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書

遠い昔、共通一次試験において、社会は地理, 日本史, 世界史から1科目だけ選択すればよく、興味関心というよりも世界史は覚えることがたくさんあるので大変だという嘘か本当か分からない理由で敬遠していたように思います。

大人になり『ローマ人の物語』や『三国志』などを読んでみると、もっと世界(物事)を俯瞰的に見ることができれば、これらの小説もより楽しめるのではないかと思うようになりました。そう思うと、数年前に議論になった世界史、必修化という流れは的を射ていると思えなくもないですね。

本書は、一般的な教科書とは違い、年号を使わずに「一つのストーリー」として、まるで小説を読むかのように楽しく読み進めることができますね。

銃・病原菌・鉄』とは違った切り口でピサロインカ帝国を征服するに至った経緯や、『坂の上の雲』の背景など、過去に読書で知り得た断片的な知識が繋がっていくような心地よい感覚を味わうことができました。

銀の匙

もう何年前でしょうか、灘校の国語の授業で『銀の匙』が使われている、しかも中学の3年間をかけてゆっくりと読み進めていくと聞き、ぜひ読みたいと思って読み始めたのですが、やはり自分のような凡人には楽しむことができずに一度は挫折してしまった本です。

最近になって、やはり読んでみたいと思い読み始めたのですが、今度は最後まで読み通すことができました。自分の子ども時代とは、全く違うんでしょうけど、それでも懐かしいような、なんとも言えないような読後感に浸っています。本書を使ってどんな国語の授業が展開されたのかとても興味が湧いてきますね。

銀の匙

銀の匙

白と黒のとびら オートマトンと形式言語をめぐる冒険

クイックソートはどんなアルゴリズムかと問われれば(割と明確に)答えられるような気がしますが、オートマトンって何?形式言語って何?と質問されても明確に答えられる自信はありません。本書を読み終えた今でも、自信を持って理解できたとは言えないのですが、冒険を通して興味を持つきっかけになっていると思います。

学習意欲が高まったところで、本書の最後で紹介されている参考文献でさらに知識を深めていけたらいいですね。

各章で取り扱っているテーマは以下の通りです。

白と黒のとびら

白と黒のとびら

参考

『精霊の箱』に出てくるチューリングマシンを試してみました

先日、『精霊の箱 チューリングマシンをめぐる冒険』を読み終えたのですが、非常に面白かったので、いくつか実際に動かしてみました。

turing_machine.rb

ショールマンに割り当てられた設計図

1行目に入力文字列、2行目以降にファウマン卿の記述方法を書いていきます。本の中では、終了状態が丸付き数字で表現されていましたが、最後の行の最右の数字を終了状態にしています。

$ cat input.txt
○○●●○○●○●
1○○→1
1●●→1
1 ○←2
2○○←2
2●●←2
2  →3
3○ →4
3● →4

実行

ショールマンに割り当てられた設計図は入力数を2倍するものでした。

$ ruby turing_machine.rb < input.txt
 ○○●●○○●○●: 状態1
 ↑
 ○○●●○○●○●: 状態1
  ↑
(途中略)
 ○○●●○○●○●○: 状態3
 ↑
  ○●●○○●○●○: 状態4
  ↑

ララヴに割り当てられた設計図

$ cat input.txt
○●○○●●●○●○○●●○
1○○→1
1  →5
1●●→2
2●●→4
2○○←3
2  ←3
3●○→1
4●●→4
4○○→1
4  →5

実行

ララヴに割り当てられた設計図は、○と○に挟まれた単独の●が○に変えられ、●の連続だけが残るものでした。

$ ruby turing_machine.rb < input.txt
 ○●○○●●●○●○○●●○: 状態1
 ↑
 ○●○○●●●○●○○●●○: 状態1
  ↑
(途中略)
 ○○○○●●●○○○○●●○ : 状態1
               ↑
 ○○○○●●●○○○○●●○  : 状態5
                ↑

ヤークフに割り当てられた設計図

$ cat input.txt
○●●○○
1○○→1
1●●→1
1 |←2
2××←2
2○×→3
2●×→4
2  →6
3○○→3
3●●→3
3××→3
3||→3
3 ○←5
4○○→4
4●●→4
4××→4
4||→4
4 ●←5
5○○←5
5●●←5
5||←2
6× →6
6| →7

実行

ヤークフに割り当てられた設計図は、元の文字列を反転させるものでした。

$ ruby turing_machine.rb < input.txt
 ○●●○○: 状態1
 ↑
 ○●●○○: 状態1
  ↑
(途中略)
      |○○●●○: 状態6
      ↑
       ○○●●○: 状態7
       ↑

全角スペースのところで表示が崩れていますが、実際は以下のように表示されています。

f:id:rahaema:20200322150405p:plain

参考

告白

湊かなえさんの本を初めて読んでみたのですが、第一章「聖職者」を読み終えた時点で、すでにどっぷりと引き込まれていました。

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

日本(福島市,いわき市,東京)と韓国(ソウル)の空間線量率をグラフ化

在大韓民国日本国大使館のホームページには、日本の首都(東京),福島県(福島市いわき市)及び韓国の首都(ソウル)の空間線量率の測定値が掲載されています。

2019年9月から現在までのデータが蓄積されているのですが、数値が掲載されているだけで見にくいのでグラフ化を行ってみました。

air_dose_rate.rb

実行

$ ruby air_dose_rate.rb 2019 9 2020 3

2019年9月24日から今日までのデータをCSVファイル(output.csv)として書き出した後、Excelでグラフ化を行いました。

f:id:rahaema:20200320184254p:plain

参考