『まつもとゆきひろ コードの世界?スーパー・プログラマになる14の思考法』を読みました。以下のように,広〜い分野のことが書いてあって,非常に面白い本でした。
寝転がって読んだだけなので,今後,コンピュータを使って試したいことや印象に残ったこと等を書いておきます。
第1章 私はなぜRubyを開発したのか
第2章 オブジェクトについて
第3章 ブロックについて
sort_byメソッドは,シュウォーツ変換。昔,Perlの本を読んでいたときに,シュワルツ変換というのを勉強したような気がします。
http://d.hatena.ne.jp/rahaema/20060130#p1
第4章 デザイン・パターンについて
以前,『増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門』で勉強していたので,読み進めやすかったです。
第5章 Ajaxについて
第6章 Ruby on Railsについて
第7章 文字コードについて
なんでASCIIでは,文字列を消去するDELが文字コード127に割り当てられているかという話は面白かったです。あと,文字集合と文字符号化方式の違いが理解できました。例えば,国内で広く使われているJIS X 0208に対する文字符号化方式に,ISO-2022-JP,Shift_JIS,EUC-JPがあり,Unicodeに対する文字符号化方式に,UTF-8,UTF-16BE,UTF-16LE,UTF-32BE,UTF-32LEなどがあるんですね。今まで,2つの用語がごっちゃになっていました。
第9章 整数と浮動小数点について
第10章 プログラムの高速化と並列化について
本章が一番興味深かったです。Ruby向けライブラリ「Revactor」,「Dramatis」についてはもう少し勉強してみたいです。
第11章 プログラムのセキュリティについて
第12章 時間を扱うプログラムについて
サマータイムの話が面白いです。
第13章 データの永続性について
「Object Prevalence」というデザイン・パターンを利用したオブジェクト永続化ライブラリ「Madeleine」についてはもう少し勉強してみたいです。
第14章 関数型プログラムについて
「RubyInline」,「Ricsin」,「dl」,「ffi」についてもう少し勉強してみたいです。
本書からは,これから勉強してみたい宿題をたくさんもらいました。少しずつ勉強してみます。