Mae向きなブログ

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集合知イン・アクション

集合知イン・アクション』をやっと読み終えました。集合知データマイニング,レコメンデーション等について,どんなものなんだろうと以前から思っていたので読んでみたのですが,非常に勉強になる本でした。本の帯には,「ウェブ業界に関わるJavaエンジニアならこの本を必ず手に入れるべきだ」とありますが,私のようなウェブ業界に関わらない一教員でも十分楽しめました。amazonなんかで買い物をすると,

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といったレコメンデーションが表示されますが,どうやってこのような表示がなされているのか,なんとなく想像できるようになったと思います。
また,久しぶりにJavaのコードを読んだのですが,最近使っているRubyとは違うなぁと感じました。

  • 型宣言があったり,
  • インターフェースに対してプログラミングする

様子が,あっ,Javaではこんな風に書いていたような気がすると,なんだかすごく懐かしく感じました。
オープンソースデータマイニングフレームワークWEKAはJavaで書かれてますが,これのRuby版みたいなのがあるといいのにと思います。ひょっとしたらあるのでしょうか?
最後に,章立てを書いておきます。

第1章 集合知とは

第2章 ユーザインタラクションを学習する

第3章 タグから知識をとりだす

第4章 コンテンツから知識をとりだす

第5章 ブロゴスフィアを検索する

第6章 インテリジェント・ウェブ・クローリング

第7章 データマイニングとは

第8章 テキストアナライザをつくる

第9章 クラスタリングでパターンを見つける

第10章 予測モデルをつくる

第11章 インテリジェントサーチ

第12章 レコメンデーションエンジンをつくる

付録A 日本語対応のための形態素解析

付録B ソースコードの日本語対応