今まで沖縄県民の方々が戦時中,どんなに辛い思いをされたのか知りませんでしたが(今でも全てを知っているわけではありません),本書を読むことで,その一端を知ることができたのではと思います。4巻,p89に
日本全体のうちの0.6%に過ぎない面積に,米軍基地の75%が集中している異常な状態が,祖国復帰後13年経っている今なお続いていることを,本土のヤマトゥンチューはどれほど知っているのだろうか。
と出てきます。沖縄問題を考える良い機会となりました。まだ沖縄を訪れたことがないのですが,実際に行ってみたいと強く思います。
本書は,2009年に出版されました。山崎豊子さんが85歳位に出版されたということです。あとがきに「いつか沖縄を書かなければならないという使命感を抱いていた」とありますが,その使命感を果たされたことに対して強い尊敬の念を抱かずにはおられません。
- 作者: 山崎豊子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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