Mae向きなブログ

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舟を編む

最近、辞書を引いたのはいつのことだか全く思い出せません。タブレット端末などの電子機器、インターネットが普及し、便利な時代になりました。本書もKindle版で読みましたが、わからない言葉、読めない言葉があると、すぐにKindleアプリの辞書機能で調べることができます。 ぬめり感のある紙にまでこだわって『大渡海』という辞書を作り上げた物語を考えると、あべこべな感じもしますが、デジタル化が進んでも紙の辞書で言葉を調べるという習慣は忘れてはいけないなと思いました。

本を読み終えてすぐ、本棚から辞書を引っ張り出し『右』と『左』を調べてみました。何(十?)年かぶりの辞書の手触りがなんとなく懐かしく、また、小さくそして行間の詰まった文字になかなかピントを合わせられない自分の眼の衰えから、どれくらい辞書から遠ざかっていたのかその年月を思い知らされました。

舟を編む (光文社文庫)

舟を編む (光文社文庫)