Mae向きなブログ

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カラマーゾフの兄弟

年齢を重ねてきてようやく読書の楽しみを知ってきたこともあって、いつの日か、ぜひ読んでみたいと思っていたのが『カラマーゾフの兄弟』です。思い立って、第1巻を購入したのが、Amazonの注文履歴を調べてみると2017年11月26日でした。読み始めては、途中で挫折を繰り返し、ようやく読了することができました。

正直なところ、しっかり読み込めていないなと言うのが実感ですが、3,4巻になると面白くなり読書に入り込んでいくことができました。読み進めながら、できれば最初からもう一度、丁寧に読み返したいと言う思いと、このまま最後まで読み終えてしまいたいと言う気持ちが交錯していたのですが、まずは一通り読み終えてホッとしている気持ちです。

読み終えてみて、本書は、いろんな見方、楽しみ方があると実感しています。まだ推理小説としての側面でしか楽しめなかった本書を是非、何度か読み返して本当の良さを体験してみたいものだと思います。

限られた時間の中で、未知の本を読んでみたいという思いと、読み返したい本を何度も読み返したいという思いに折り合いを付けながら今後も読書を楽しんでいきたいですね。

村上春樹氏が『世の中には二種類の人間がいる。カラマーゾフの兄弟を読破したことのある人と読破したことない人だ。』と書いているとのこと。ようやく読破した側に立ってみると、少しだけ読む前の自分よりも成長したような気がします。