作田又三の波乱万丈な物語。それにしても長かったというのが読み終えた感想です。
途中で読むのをやめようかなと思うこともありましたが、最後まで読もうと思わせる部分(以下引用)や深く考えさせられるようなところもあってなんともて不思議な魅力のある本でした。
それにしても、心などという奴はなんと厄介なものなのか――これこそが全ての苦しみの種だ。しかもこれは途方もなく巨大で混沌とした代物なのだ。岩を裂いて吹き出すマグマ、光も届かぬ深海、輝く緑の草原、荒れ狂う嵐、千尋の大峡谷、果てしない大洋――こうしたものがすべてちっぽけな心の中に含まれているのだ。
- 作者:百田 尚樹
- 発売日: 2019/09/26
- メディア: ペーパーバック
- 作者:百田 尚樹
- 発売日: 2019/09/26
- メディア: ペーパーバック
- 作者:百田 尚樹
- 発売日: 2019/10/21
- メディア: ペーパーバック
- 作者:百田 尚樹
- 発売日: 2019/10/21
- メディア: ペーパーバック