量子コンピュータが実用化されると、巨大な数字の因数分解が可能になるため、現在使われている暗号技術が役に立たなくなると言われています。
今までは量子と聞いただけでも、苦手意識が先行し、なぜ量子コンピュータは簡単に因数分解することができるのか調べてみようともしてないのですが、まずは入門書から読み始めてみようと思い手に取った本です。
読み終えて、量子コンピュータとはこんなものだと説明できるほどではもちろんありませんが、とっかかりとしてはよかったかなと思います。とくに、ショアの因数分解量子アルゴリズムの紹介はよかったですね。少しイメージを持つことはできたと思います。
- 作者:西野 哲朗
- 発売日: 2007/07/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)