1回読んだだけでは身につかないので、何度か読み返してみたい本ですが、印象に残ったフレーズをメモしておきます。 学生時代、古文に対して面白いと思ったことはなかったのですが、今なら、興味を持って『徒然草』が読めそうです。
p71
考える力を身につけるには、問題をたくさん解くことです。問題を解く量が少ないということは野球にたとえると一日に10球しか打たないのに、甲子園に出場しようとしているようなものです。
p103
「気質的に合わない人は、徹底的に自分の人生から遠ざけてしまえばいい」と考えていますし、事実そうしています。イヤな相手とはなるべく一緒にいる時間を少なくして、付き合わないようにする。
p119
私は「偏愛マップ」なるものを考案した。白紙に、自分がとりわけ好きなものを具体的な名称でかきこんでいくのだ。文章で書くのではなく、好きなものの名前を単語で書いていく。できるだけ細かく書く。
p197
p198 『徒然草』第92段
「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。後の矢を頼みて、はじめの矢に等閑(なおざり)の心あり。毎度、ただ、得失なく、この一矢に定むべしと思へ」
p198 『徒然草』第150段
芸能を身につけようとする時、「上手にできないうちは、なまじっか人に知られまい。内々でよく習得してから人前に出るのが奥ゆかしい」といっている人は、「一芸も習い得ることなし」。
p201
「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」