『情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方』を読みました。自分はプログラマーではありませんが,人生を豊かにする上で参考になる部分がけっこうありました。
これまでも,いろんな本を読み終えたあと,これを実践すれば,自分の人生はさらによくなるのではと思うような体験をしたのですが,残念ながら長続きしていません。やはり良書を読んだ後,それを忘れずにやり続けることが大切だと思います。
今回は,同じ失敗を繰り返さないために,自分がいいなと思った文を抜き出してみました。たまに,このページを訪れて以下のキーワードを読み返すことで,本文を思い出し,長く実践していければと思います。
イントロダクション
- xii
- この本は退屈しない人生を送りたいという思いを育むためのものである。
- xii
- 人生が主に仕事に費やされるとすれば,自分の仕事を好きになることが自分の人生を好きになるための最も重要な鍵といえる。
第1章 市場を選ぶ
- p12
- どんなバンドで演るときも一番下手なプレイヤーでいろ
- p17
- 新しいプログラミング言語を学ぼう。(途中略)発想を切り替えなければならないような言語を選ぶんだ。
- p24
- 自分自身の汎用性を高めておいたほうがいい。
- p25
- 誰にでも好みはあるけれど,ひとりよがりの理想は家においてこなくちゃいけない。あるプラットフォームをマスターしたら,別のプラットフォームも操れるようになってほしい。
- p30
- 自分のキャリアを特定の企業のテクノロジに賭けてしまっていいのだろうか?
- p30
- ベンダ中心の世界観の悲しいところは,ベンダによるソフトウェア実装の詳細が通常は秘密になっている点だ。
- p31
- オープンソースという選択肢を検討しよう。オープンソースのソリューションを使うことが職場で主張できない(したくない)場合でも,君がテクノロジを深く研究するためのプラットフォームにはオープンソースを選ぼう。
- p33
- 情熱を持てる仕事を見つけることで,凡人からの大きな一歩を踏み出すことができる。
- p34
- 情熱がないと,しばらくはなんとかごまかせても,いずれ自分自身にも仕事にも悪い結果をもたらす。
第2章 製品に投資する
- p40
- まずは仕事で使うツールについて勉強しよう。
- p46
- ディレクトリサービスの構造をよく知ること,何らかのバージョンのUNIXに親しむこと,スクリプト言語を習得すること。
- p48
- 人に教えることによって,物事をより深く理解できる。
- p51
- 普段使っているプログラミング言語でほとんど使ったことがない機能がないだろうか?
- p52
- お気に入りのオープンソースソフトウェアがある場合は,それに機能を追加してみよう。
- p52
- 新しい機能を本当に実装しなくてもいい。考えるためのきっかけに使うんだ。
- p58
- 芸術の世界で先人の作品に学ぶやり方がうまく機能しているのは,絵画や音楽にはソースコードのように非公開の部分がないからだ。
第3章 実行に移す
- p68
- コンテストのような気持ちでプロジェクトにあたると,刑務所の独房にいるみたいな気持ちであたるようずっと速く終わる。
- p77
- 成功への執着心を捨て去ることで成功する能力が強化されるんだ。
- p92
- 短く働いたほうが,より多くの成果をあげられる。
- p97
- 本当にできないときに臆せずに「できません」と言える強さを持ったチームメンバーがいれば,彼らの「できます」という言葉に偽りがないと確信できる。
第4章 マーケティング... スーツ族だけのものじゃない
第5章 研鑽を怠らない
- p144
- 今何を勉強すべきかを先取りして考えてくれ。
- p144
- 週に一度,最前線技術について調査する時間を設けよう。
- p147
- 割れた窓ガラスを1枚でも放置しておくと,ほかの窓ガラスも割られてしまう。
- p151
- 技術系ニュースに目を通し,業界にさざ波を立てそうな新技術をチェックしよう。
- p157
- 君の選んだ技術が時代遅れになり,突然足場が崩れてしまうということもありえる。
- p158
- 君が一番嫌いな技術を選び,それを使ってプロジェクトを進めてみよう。
- p162
- 何であれ,改善したいものを昨日よりよくすることに注目する。それだけだ。
- p164
- 改善は小さく少しずつでもいい。ただし,毎日行うこと。
- p165
- 問題は,企業という毛布にぬくぬくとくるまっていると,伸び悩んでくることだ。
- p167
- 新しいテクノロジへの好奇心が,またしても新たなキャリアへの道を開いたんだ。