中学校の教科書で、自然数、整数、有理数や無理数という数が分類されている図があったのを思い出しますが、これらはあって当然という考えしかなかったので、最初、本書を読み始めたときの感想は、これも数学なんだろうかというものでした。
数を作るのに、集合から始まり、自然数、整数、有理数が登場してくる様は、地球が誕生してから、やがて海ができ、生命が誕生し、そして今へ繋がっているような、壮大な物語を連想してしまいました。
有理数から実数へ、そして、テトラちゃんが発想した「実数全体の集合を切断して、新しい数を作る」ことができないことをデテキントさんが証明したことで、進化の歴史が止まったかのような残念さも感じたのですが、できないことが証明されることも数学の力なんでしょうね。
『数学ガールの秘密ノート/数を作ろう』が届いてました。週末、Enjoyできそうです!ありがとうございました。 pic.twitter.com/sDf5L35dFR
— ⓂⓐⓔⓗⓐⓡⓐⓂⓐⓢⓐⓗⓘⓓⓔ☁(20℃) (@maehrm) 2023年4月21日