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道具としての微分方程式 偏微分編

偏微分と聞くと\partial記号や\nabla記号をみるだけで苦手意識を持ってしまって、どこか避けて通ってきたのですが、いつかはしっかりと理解したいという思いはあったので本書を手に取ってみました。

読み始めてみると、本書、本当に面白いですね。「入溜消出(入りたまご消して出る)」、「ドヤドヤ流束」、「ジワジワ流束」など平易な言葉で説明されており、さらに題材も高野豆腐、キュウリ、スイカ、中華鍋の把手が出てきて、例えば、スイカを冷蔵庫に入れて芯まで冷えるのにどのくらいかかるのか?というのを編微分方程式を立てて解いていく様子はとても面白いものがありました。

数学が実用に役に立つというのを実感できる良書だと思います。読後は\nabla\cdot\mathbf{N} (発散 divergence)を見ても楽しめそうだなと思えるようになりますよ。

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